介護職員初任者研修の合格率は、公式に公表されていません。しかし、もともとが介護の基本知識を身につけるために講座を受け、その内容を把握しているのか確認するための試験であるため難易度は低くなっています。合格率は9割以上とも言われているため、難易度は低いといえるでしょう。きちんと取り組めば合格することが可能です。
介護職員初任者研修の資格を取得するための試験の内容は、それぞれのスクールによって異なります。国家試験のように全国一律で同じ問題を提示されるのではなく、スクールにより難易度も変わってきます。そのためスクールごとに合格率も違います。
介護職員初任者研修の資格試験は、1時間の筆記試験となります。30問ほどの選択問題と筆記試験が2問ほどという内容です。また、スクールによってはベッドメイキングや体位交換などの実技試験が行われることもあります。
介護職員初任者研修の試験に落ちたとしても、心配する必要はありません。講習の期間内なら無料で追試を受けられるのがほとんどです。追試が有料の場合でも、3000円から5000円なのでそれほど大きな負担にはなりません。
介護職員初任者研修の資格は、介護業界において最も基本的な資格となります。そのため、介福祉士やケアマネージャーなどと比較すると最もランクが下になります。また、介護福祉士はその人の状況にもよりますが、実務者研修の修了や実務経験が3年以上必要になる場合もあり、受験資格も厳しくなります。